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それぞれの人生☆

手を伸ばして、雲を除きたくなった空☁
手を伸ばして、雲を除きたくなった空☁

先日、実家の母のお兄さん(満91才)が脳梗塞で亡くなり、親族が葬儀で集まりました。


母のお兄さんは、一昨年 最愛の奥さんに先立たれていました。


子供さんは、1人。


一人息子です。独身。


叔父さんは、国から表彰を受けた程の頑張り屋さん。


兄妹の多い時代でしたから、家族や兄妹の為に一生懸命働いて、経済的な支援をしてくれました。


定年後は、地区の方々のお役に立ちたいと、積極的に活動していました。


そんな人柄でしたから、91才の人の葬儀とは思えないくらいの人が、叔父さんを見送ってくれました。


ただ、頑張り屋の叔父さんは、一人息子さんに期待が大きかったからか厳しく。親子関係は、良くありませんでした。


端から見ていて、男同士って難しいんだなぁと。


奥さんが生きていた頃は、まだ良かったみたいです。


素直になれないまま、父親を亡くしてしまった一人息子。


現実を受け入れられず、お通夜の晩 亡くなった父親に付き添わずに帰ってしまいました。


後から聞いて、びっくり(;^_^A


本葬儀には、戻ってきましたが・・・最後のお別れの際に、父親に近づけず周りの叔母さん達が泣き、叔父さんに語りかけるのを、ただじっと手を硬く握りしめて立っていました。


そんな姿を見て、我慢出来ず、彼の背中を押し、手を取り叔父さんの側に連れて行きました。


私「○○ちゃん、叔父さんは、おばさん(奥さん)が亡くなって最後のお別れの時に、ずっと頭を撫でてあげてたんだよ。○○ちゃんも、最後なんだから 叔父さんの頭を撫でてあげて」


彼は、そーっと父親の頭を撫でてあげました。


一人息子「恵子、有り難うな」


か細い声・・・


どんだけ不器用な親子なんだ(T^T)


でも、そんな人生を体験する為に私達は、生まれてきているんだ。


いろんな人生がある。


その人だけの物語がある。


今回の人生を、悔いなく生きていきたい☆